初心者の頃こそ必須なアイテム🔰
「お尻プロテクター」
初心者の頃は転倒が多く、
悪い受け身を取ってしまいます。
そして大きな怪我に繋がる…と。。
そこで、まず買っておきたい、
初期装備の防具について説明します。
今回はお尻プロテクターです。
お尻パッド・ヒップパッド・
ケツパッド・ヒッププロテクターなど、
それっぽいワードで検索するとヒットします。
ですが、その前に、
怪我について考えてみます。
事前に知っていれば、
回避できる怪我があります。
スキー・スノーボードの楽しさを知る前に、
怪我して離れてしまうのは非常に残念です。
最初に滑りに行く前に、
是非、ここ学んで貰えれば、
きっと楽しくできることでしょう!
○身体を守ろう(重要)
●怪我する時って、どんな状況?
スキー・スノーボード問わず、
滑っていると転倒することが多々あります。
特に初心者の場合、その頻度は桁違いです。
そこで、まずは、スキー場で滑る時に、
どんな状況で怪我をするのか知っておきましょう。
運動部にいた方は、
その重要性が分かるはずです!
「受傷者の技能を性別で示した図」を参照します。
怪我しやすい時期ですが、
初日の方より、数回経験した初心者こそ、
一番受傷率が高いことを、
頭に入れておいて欲しいです。
ちょっと慣れてきた時こそ、油断大敵です。
自動車の事故を起こしやすいのと同じです。
参考資料として、
全国スキー安全対策協議会の報告書から引用します。
引用:24-25傷害報告
参考資料 受傷者の技能を性別で示した図
更に、初心者だと抱き勝ちな思い込みですが、
怪我は意外と緩斜面で起きます。
経験者だと分かりますが、
急斜面で派手にコケる時の方が、
意外と大丈夫なんですよねぇ…。
力が分散すると言うか、
身体への衝撃を逃がしやすいというか…。
参考資料 怪我場所の斜度差
そして怪我するパターンは、
統計データを見ると、
「自分での転倒」の時が80%です。
人との衝突も10%くらいあるので、
この2パターンを想定していれば、
95%くらいカバーできます。
参考資料 受傷の原因
次にどこを怪我するのかを説明します。
●身体のどこを痛めるの?
「スキーの自分で転倒時の傷害部位」
「スノーボードの自分で転倒時の傷害部位」
の表を参照します。
スキーは圧倒的に「膝」でほぼ50%
スノーボードは「肩・鎖骨・手首」で58%
これは特性の差でしょう。
スキーは片方の足が明後日の方向へ滑り、
起きてしまう状況を良く見ます。
膝と言えば、靱帯・半月板です。
痛めれば重傷です…。
手術もしましたが痛かったですよ…(私体験談)
参考資料 スキーの自分で転倒時の傷害部位
スノーボードの肩・鎖骨・手首ですが、
転倒時に手を雪面に着いて痛めます。
立っている状況に加え、
滑っている速度を合わせて、
地面に手の平だけで身体を受け止めれば、
その衝撃を肩・鎖骨・手首のみで受け止めるので、
簡単に骨が折れたり、
関節を痛めるのは想像しやすいです。
参考資料 スノーボードの自分で転倒時の傷害部位
雪面に着く時は、
柔道の受け身のように、
大袈裟に、大胆に、
点て触らないように、
表面積を増やすようにコケましょう!
●実際に怪我をする場面は?
怪我をする場面の集計を見てみましょう。
「受傷原因の自分で転倒の内訳」の表を参照します。
スキー・スノーボード・その他の合計で見ます。
「バランスを崩し転倒」73.8%
「転落・滑落」14.6%
88.4%、約9割に該当している様子。
大部分を占める、転倒、そしてそれは自分ひとりで。
そして、痛める部位は「膝・肩・鎖骨・手首」。
なんとなく、風景が見えてきた気がします。
参考資料 受傷原因の自分で転倒の内訳
また、スノーボードのおいて、
「ジャンプ失敗」の場面が、スキーと比較して、
突出して多いのは特性かと思いました。
これは心当たりがあります。
数回行った初心者が、
どういう訳か、自分はイケる!と思って、
結構大き目のキッカーに
オーバースピードで突っ込んで、
捲られてボディー着…。
酷い時は頭から落下してピクピク…。
事故例で四肢不随の方も見受けられます。
見かねて救助した上級者の方もいるはずです。
スキー・スノーボード問わず、
初めて数回でキッカーは自殺です。
これだけ覚えて帰って貰えたら幸いです。
○防具を装着して身体を守ろう!
まず始めに、●アイスバーンは危険だが…
アイスバーンでの転倒について見てみます。
硬くて転倒しやすい氷の上での事故ですが、
実際の発生率はかなり低めでした。
アイスバーンは直感的に、
「コケたら痛い」と思います。
なので、慎重に滑る為、
事故率が低いのかも…と、思いました。
しかし、それでも怪我をする時は、
してしまうんですけどね…。
●頭をヘルメットで守ろう
頭を打つと脳にダメージを食らうので、
流石にこれは回避しよう…、と思い、
ヘルメットを装着する人がおります。
それを踏まえて、
次に「ヘルメット着用の有無」の表を参照します。
スキーヤーの方が装着している方が高いのは、
競技性が高いからかもしれません。
スノーボーダーも、ひと昔前より、
かなり装着者が増えた印象です。
20年前は誰も着けていなかったぞ…。
ヘルメットの装着率の増加も、
数値として表れているのかと思いました。
ヘルメットを装着していれば、
頭や脳へのダメージがかなり軽減されます。
転倒して頭を打っても、救助が必要になる場合、
通院・救急配送が必要になるケースも抑えられます。
その為、事故の件数として、
カウントされていない可能性が考えられます。
●お尻をパッドで守ろう
スキー・スノーボードの傷害部位と
種類(複数回答)の資料を参照します。
参考資料 スキーの傷害部位と種類(複数回答)
参考資料 スノーボードの傷害部位と種類(複数回答)
これを見ると、
臀部やその周辺の部位の怪我も少ない気がしました。
これも頭と同様に、
「お尻パッド・プロテクター」の
普及が寄与していると思いました。
臀部は尻餅をついた時に、
骨を痛めたり、
青あざを作ることが見受けられます。
反射的に先に手を雪面に着く為、
臀部を痛めるのが少ない気もします。
●背骨を亀の甲羅で守ろう
余談になりますが、
ビッグキッカーに入る方は、
結構、装着しております。
見ての通り、背中の背骨部分を覆う、
亀の甲羅の様なプロテクターがあります。
これがあれば、
ビッグキッカーで大クラッシュした場合、
ジブ上で転倒して背中を打った場合など、
背骨を守ることができます。
脊椎損傷は障害が伴う可能性があります。
これは是が非でも回避したい気持ちです。
パークに限らず、
心理的に甲羅を背負いたい方も、
ご購入を検討していいアイテムです。
傷害部位と種類の表を見ても、
背中の件数は臀部より少し多いです。
これは臀部より装着率が低いからだと思います。
亀の甲羅の所持率<お尻パッドの所持率、
と言ったところでしょうか…。
○具体的な商品の紹介
●お尻パッド
◎ヒッププロテクターで検索!
早速、楽天市場を確認したら、
いきなり分かりやすい商品がありました!
『スノーボード ヒッププロテクター』と
検索してみて下さい!
商品の画像を見てみれば、
想像がつきやすいアイテムです!
私は下半身のインナーに、
「ワコール社 CW-X セミロング(7分丈)」を履き、
その上に、ヒッププロテクターを履きます。
そしてウェアのパンツを履きます。
これで寒くもなく、動きやすく、
それでいて防御性もあります!
ご参考にどうぞ!
亀などのクッションを
肘・膝・尻に装着している方がいます。
私的にはオススメしたくありません。
確かに防御力は高いですが、
これから運動をする訳で、
これは邪魔だと思います。
リフトに引っ掛けて宙吊り…、
なんて無様な姿を晒す可能性もあるので、
まぁ、炎上してでもバズりたい人はどうぞ…。
ヒッププロテクターを調べると、
膝部分にパッドがあるタイプもあります。
スノーボードは予想の100倍膝立ちします。
その為、膝パッドもあるタイプがオススメ。
初期装備の予算ですが、
5000円以内のモノで十分!
持っている事が重要なアイテムです。
◎ワコール社製 CW-X
CW-Xは高級インナーです。
あの、イチローも愛用しているインナーで、
運動時に、着用して覆われている部分の、
アシストをしている感覚になります。
これは非常にオススメなアイテムですが、
今回は初心者向けの記事なので、
軽く触れる程度にしておきます。
私はこだわって7分丈を選んでおりますが、
その理由はまたどこかで…。
●お尻パッドの恩恵
膝部のパッド付プロテクターで少し触れましたが、
お尻パッドは装着すると分かる恩恵があります。
それは「お尻が冷たくなりにくい」です!
最初のうちは、転倒が多く、
雪まみれになります。
そして雪の上に座ることが多いです。
それを繰り返すと、雪でお尻が冷えます。
場合によっては濡れてしまいます。
しかし、お尻パッドがあると、
冷気を遮断してくれます!
また、リフトが凍っていても、
冷気遮断の効果があります!
これ結構使えます!
私も8割くらい装着しております!
●超外法、裏技も教えます
手持ちのモノを上手く使う!
元バレー部の方、おめでとうございます。
その手持ちの膝当て…アリです!
最悪、インナー二枚履きにして、
間にタオル挟むだけでもgood!!
なんかそれっぽいモノで、
使えそうなモノはガンガン流用してOK!!
モトクロス用のプロテクター、
バイク乗りだと持っているかも…
インラインスケート・スケートボードで使う、
膝・肘・手の平当てプロテクターもOK!!
あとなんだろう…
自転車乗りのヘルメットとか?
考えつくモノで代用してみましょう!
ただし持って行ける範囲でお願いします。
○まとめ
●怪我する状況を知ろう
2.逆エッジは要注意!
3.部位は「腕・膝・関節・腱」
4.おしゃれも大事だが防具も重要
●対策として
まず、スクールで基礎をみっちりやって、
逆エッジにならないように!
独学は結構ハードル高いです!
関節を痛めないコツは、
点で身体を受け止めない!
大袈裟にコケる!
柔道の受け身を取ろう!
防具はあると便利!
意外と快適!
●私のインナー+装備の紹介
履く順番
CW-Xはいいぞおじさんが「CW-Xはいいぞ!」
…と言ってくるので、声に出すと危険です。
寒い時はCW-Xの上に
発熱インナーを着てもいいかな…、
でも、結構熱くなって汗掻いて、
逆に冷えるんだよなぁ…。
で、プロテクター履いてウェア。
おわり('ω' d)
新コーナー
他に公開している情報の項目を教えます。
○飲食店🍜
ゲレ食という範囲を少し拡大して、
"スキー場帰りに立ち寄りたい飲食店"も
まとめております!!
【飲食店🍜】←リンク先
滑った後も大切なスノーカルチャーの1つ
『美味しい食事』
また、これも重要なスノーカルチャーの1つ
『温泉で身体を回復』
その為の、飲食店情報をまとめてみました!
そういう情報も待ってたよ!!
…という方は、是非、ご覧下さい!
○民宿・ホテル🏡
宿泊して滑る機会もありますよね!
私がこれまでに宿泊したことがある
民宿・旅館・ホテルを利用したレポートを残しました。
【民宿・ホテル🏡】←リンク先
私は車中泊で毎週滑るスタイルなので、
あまり利用する機会は少ないですが、
多少なりとも参考になれば…。
しかし、お宿でしっかり寝る事は重要です!
メリットもたくさんあります。
メリット
- ちゃんと体力回復できる
- 寒くない
- 夕食も食べられる
- お宿の人と交流できる
財布が死ぬ、破産する、
車中泊装備を揃えると邪魔など、
様々なデメリットもあるので、
自分にあったスタイルで滑りましょう!
○スキー旅行記🖋
スキー場別のスキー旅行記を残してみました。
一人やグループ、現地集合の滑ろう会、
オフ会のレポートなど、
様々な場面で滑りに行った時の
行程を紹介しております!
初めてスキー・スノーボード旅行へ行く人や、
初めて行くスキー場の場合、
ご参考になると思います!
【スキー旅行記🖋】←リンク先
まだ記事数が少ないので、
情報量が少ないですが、
今後、増やしていきたいコンテンツです!

















