富士山の高原で夏スキー&スノーボード! お待ちかねの“サマーゲレンデ”がオープンしました!!
●ニュース本文
富士北麓のスキー場・ふじてんリゾートでは、夏でもスキーやスノーボードが楽しめる「サマーゲレンデ」を6月29日より営業開始している。
【詳しく画像を見る】専用の人工マットを採用 ふじてんリゾートのサマーゲレンデは、「カービングマット」と呼ばれるサマーゲレンデ用に開発した最新のスノーマットを採用。 滑走性とロングターン性能に優れ、スキー、スノーボードのどちらも雪上に近い感覚で滑ることができる。 しかもマットの硬さやピンの長さを調節してスキー板のエッジがグリップしやすくなるよう整備されているので、キレの良いターン感覚も実現。 滑走性を高めるためのコースへの散水・ワックスの使用を含め、より良いコンディション作りに努めているのも特徴だ。 コースは全長約300m、最大斜度15度、平均斜度12度と緩・中斜面で、初心者も安心して楽しめるもの。中・上級者にはカービングターンの練習もおすすめだ。 さらにコブコース(約150m・1レーン)を常設しており、レベルを問わず、すべてのスキーヤー・スノーボーダーのスキルアップにも活用できる。
スキー・スノーボードの板やブーツなど各種レンタルが充実しており、板を持参せず身軽に訪れることが可能。冬のスキー・スノーボードをそのまま使用OK。 なお、グリーンシーズン終盤の2024年10月6日(日)にはサマーゲレンデとふじてんの名物アクティビティ「マウンテンバイク」の大会がコラボした「ふじてんフェスタ2024」の開催を予定。 毎年開催しているスキー・スノーボードの滑走技術を競う「技術選手権大会」と、マウンテンバイクの技術を競う「ふじてんミーティング」の2つの大会を同日開催するイベントだ。 このほか初心者対象の無料レッスン会など人気イベントも企画しており、詳細はホームページやSNSで確認ができる。
【サマーゲレンデ営業概要】 ■営業期間:~2024年10月20日(日) ■営業時間:9:00~17:00 (リフト運行時間:9:00~16:20) ■定 休 日:木・金曜日 (7/19まで平日定休 ※夏休み期間[7/22~8/25]は木曜のみ定休 ※但し8/15は営業) ■ゲレンデ:全長300m、全幅20m、最大斜度15度、平均斜度12度 ※コブコース(150m)1レーン ※ウェーブ(30m)2レーン ■リフト料金:1日券:4000円 3時間券:3000円 1回券:500円 ■レンタル料金: サマースキーセット:スキー板+ブーツ+ストックの3点セット サマーボードセット: スノーボード+ブーツの2点セット ▶大人:3時間2000円・1日3000円 ▶子供(小学生以下):3時間1500円・1日2500円 ※サマーゲレンデ専用スキーレンタルあり(別途料金) 【グリーンシーズン詳細】 営業期間:2024年5月3日(金・祝)~10月20日(日)(予定) 定休日:木・金曜日 ※時期・スポーツにより異なる 営業時間:9:00~17:00(イベントで貸切の場合あり) 料金:リフト1日券4,000円/3時間券3,000円/1回券500円 その他:レストラン、トイレ、更衣室、ロッカー室完備 住所:山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1 アクセス:中央自動車道河口湖I.Cより国道139号線を本栖湖方面へ13km所要時間約20分
7/7(日) 20:21配信
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●ラン力(りょく)を鍛えるなら夏のふじてん
サマーゲレンデは個人的には非常に難しいと認識しております。しかしながら、サマーゲレンデは難しいです。実質、雪質はアイスバーンです。しかし、この難しい雪質のサマーゲレンデに順応できれば、それ則ち、上手いということです!その為、鍛えるなら夏のふじてんはいいぞ!とオススメできます!実際、私も何度も足を運んで練習しました。
●難しさの理由
サマーゲレンデの難しさをいくつか説明します。
①エッジを研がないと、雪と同じように板が斜面に食わない
実際のサマーゲレンデに行くと、エッジをギャンギャンに研いでいる方が多数おります。そこまでやって始めて、雪と同じようにターンが可能になります。その為、鈍らなエッジの板で行くと、まるでアイスバーンの上に立たされた子鹿の様です。何本か滑ると分かるのですが、足にブラシが削れて細かい粒子が付着しています。本当にブラシをエッジで削り、そこに板を食わせてターンしているのです。
②熱中症の影がチラつく
暑いです(笑)。ふじてんに限らず、他のサマーゲレンデも行きましたが、熱中症になりやすいので注意が必要です。散水機から出る水が気持ちいいのはさて置き、肌を露出させると、転倒時にブラシによって擦り下ろされるので、服装には要注意です!
③転倒時に怪我しやすい
①でも述べましたが、アイスバーンの上にいる感覚です。アイスバーンが苦手な方が多いはずです。硬いアイスバーンの上で転倒した場合、予想通り、打撲しやすいです。確かに雪の上で滑る感覚に似ていますが、結構自信がある方でも本当にお気をつけ下さい。
●難しさ故に鍛えられる
アイスバーンが得意な人もいるでしょうが、やはり苦手な方が多いはず。エッジが掛かりにくい斜面で、板に乗ってしっかり加重させることができれば、最高のカミカミバーンでは、今以上に板を自由に操作することができるでしょう!
そこで、私がオススメするサマーゲレンデでの練習は、
エッジが掛かりにくい縛りプレーができる
という点です。一度、体験すれば良く分かるのですが、最初は普通にターンすらできません!しかし、それで良いのです。それが経験値になります。板に乗ってしっかり加重できる姿勢を探すことができます。俗に言う『良いポジション』です。良いポジションを知ることができれば、どんな斜面・雪質でも自由に滑ることができます。出来なかったことが出来るようになります。ある意味、スキー・スノーボードで一番重要で基礎的な練習だと思います。当然、雪の上でも知ることができますが、雪上だと、何となく出来てしまうんです…。しかし、この縛りプレーの中では、より際立ちます。アウトとセーフの境界がより鮮明に浮き出てきます。それが、サマーゲレンデでブラシの上を滑って練習する際に、一番の成果です。ジャンプ施設に行く人なら、アプローチの難しさと言えば、首がもげる程、頷くのではないでしょうか?
冬を本番とするならば、夏のサマーゲレンデでの練習こそ、こういった地味な基礎練習として捉えて、ひたすらぐるぐるとハムスターしてもいいのではないでしょうか?と提案します。ニュースでは、楽しいので皆さんウェルカム!遊びにおいで!感がありますが、『冬に向けて本気で練習したい!』と意気込んでいる方は、是非オススメします!
●サマーゲレンデで滑る時に必要な装備
●ヘルメット(最低限)
価格:3990円 |
雪の上が一体、どれだけ安全なのだか…。ブラシの上は地面ですから、それはもう硬いです。ここに頭を打ち付けたら、一体どうなってしまうのか、予想ができると思います。結構、キャップ程度で滑っているご年配の方が多く見受けられますが、本当に何かあってはお終いなので、大人しくヘルメットを装着する事をオススメします。ダサいという意見が多いですが、『俺みたいな上手いやつなら平気でしょ!(笑)』みたいなスカした態度で、余裕ぶっこいてる方がダサいです。みんな白い目で見てますよ。とりあえず装着して下さい。最近出会った言葉ですが、『一所懸命に集中している姿はどうしてもダサく見える』上手くなりたくて、一所懸命な姿は他人の目なんて目もくれずに集中しています。それより、如何に上手くなれるのかを最重視していますから、見た目なんて二の次です。その中でも大きなリスクに簡単に対処できる方法が、とりあえずヘルメットを装着することならば、あーだこーだ言わず、その人は大人しく装着するでしょう。その姿勢はむしろカッコいいのではないでしょうか?リンク先には比較的安価でとりあえず購入するなら、これでいいかな?といったものを載せましたので、まだ持っていない方は、購入をご検討して頂きたいです。
●ゴーグル(サングラスはオススメしない)
価格:3990円 |
これも結構見受けられますが、コンタクトレンズではなく、眼鏡を使っている人がおります。何件か事故例を言いますと、転倒してメガネのフレームが顔に突き刺さって運ばれている様子を見たことがあります。眼球じゃなくてよかったですね!同じように、サングラスだって同じような事故が起こるのではないでしょうか?あ、そういえば、友人もメガネを装着して滑っていましたが、案の定、転倒して、鼻の頭の皮がペロッと剥がれていました。雪の上が赤く染まっていたのは言うまでもありませんね!!!転倒した弾みで、レンズを紛失しておりました。こうならないようにコンタクトレンズにしーやーとしかアドバイスできませんが、どういう訳だか、一定数のメガネ・サングラスユーザーがいるんですよね!スキー場七不思議です。
●化繊の長袖シャツ
価格:900円~ |
気温が高い環境下で練習する為、熱中症リスクが伴います。そこで安価で効果があるのは、速乾性のあるインナーシャツを身に着けることです。長袖ならば肌の露出も抑えられ、転倒時に擦り剥き傷と摩擦熱による大ダメージを軽減できます。そうなんですよ…、サマーゲレンデで一番キツいと思うのは、擦り傷+摩擦熱によるダメージです。これ、少しでも体験すれば分かりますが、非常に痛いです…。一日中海水浴して日焼け止め塗らなかった時の背中とどっこいです。本当にめちゃくちゃ痛かったです。なので、肌の露出は絶対にしないことをオススメします。
●膝肘手首のプロテクター(最低限)
【マラソン期間★3000円以上で300円OFFクーポン】STOMP オリジナル 3点プロテクター 大人用 手首・ひじ・ひざ用 プロテクター インライン スケート 【C1】【w39】 価格:2980円 |
これがあればとりあえず大丈夫かな?と思いました。手指の保護はスキーなら防刃作用のある手袋が良かったですが、高価なのでガーデニング手袋で十分です。その上に手首ガードを付けましょう。スノーボードは非常に特殊で、雪の上と異なり、手を着いたら持って行かれます。最悪、脱臼・骨折・靭帯は確実に傷めるでしょう。そこで手練れは様々なプロテクターを自作して装備しています。パンチングミットに園芸用の皿を付けたり、プラスチック製のスリッパのようなモノを装着していました。なんだかよく分かりませんでした。
天然ゴム背抜き手袋 レッド L 13ゲージ ライトシリーズ おたふく手袋 価格:91円 |
●上半身(肩背骨胴周り)のプロテクター(あったら安心)
価格:3980円 |
場合によっては激しく転倒する可能性があるので、こういった肩・背骨・胴回りを守るプロテクターがあっても良いと思います。私も実際に装着していました。雪の上でも使えそうなので、一つ手に入れておいて良いかもしれませんね。モトクロス用とありますが、あれはもっとスピードが乗って、衝撃も大きくなりそうなので、バイクに跨る人はもっと高性能で信頼のおけるメーカーのプロテクターが良いのでは?と思います。
●サマーゲレンデ用ワックス(ろうそくでもOK)
【ガリウム公式】SUMMER BLOCK(100g)スキー スノーボード WAX サマーゲレンデ プラスノー ブラシ 専用ワックス GALLIUM 価格:1430円 |
【GALLIUM公式】SUMMER BLOCK Hard(100g)スキー スノーボード WAX サマーゲレンデ ブラシ マット 専用ワックス ガリウムワックス 価格:1430円 |
【マツモトワックス】The Brush Wax サマーゲレンデ専用/スノーボード練習 ブラシ専用WAX/150g 価格:1358円 |
最近では専用のワックスさえ発売されています。ガリウムから発売されている商品が一般的といいますか、私が初めて認識した商品であり、実際に私も使用しているのでオススメします。マツモトからも出ていたので、リンク先を貼っておきます。某ジャンプ練習施設ではろうそくが売っていますが、それでも全く問題ありません。雪用だと高温であっという間に溶けてしまうので、専用ワックスで保護する時間を伸ばすという観点で見ると良さげです。
●石突(ストックの先端ガード)
トレッキングポール ゴム キャップ ラバー 先端 石突 登山 ストック ステッキ 杖 プロテクター 汎用 価格:377円~ |
スキーヤーは必須です。安価なので絶対に買いましょう。これを装着せずに滑ると、先端の金属があっという間に摩耗し、ちょっと硬めの雪で弾かれるようになります。なので、必須アイテムです。滑っている最中に外れてしまうかもしれないので、最低1個ずつのスペアを用意しておきましょう!そこで4個セットな商品がありましたので、紹介しておきます。これは便利で、インラインスケートで練習する際にも同じように活躍できるので、インラインもやりたい人は買っておいて損はありません。また、インラインはやっているけど、サマーゲレンデは未体験で…、という人は、恐らくすでに持っているかもしれませんので、そのまま使用できます!これを機会にふじてんや他のスキー場のサマーゲレンデに足を運んでみては、いかがでしょうか??
●所感
言いたいことをとりあえず並べました。上手くなりたい時にはどうしても練習しなければならないと思います。しかし、その練習方法が本当に上手くなる目的地に向かって進むことが出来るのか?と言われると、不安になることもあると思います。しかし、私が経験談をここに残しておきますので、これからサマーゲレンデで練習して上手くなるぞ!と思っている方に届いてくれたらいいな…と思います。